5月3日までロックダウン延長。4月20日以降の経済活動再開に望み。
1、インドは5月3日まで原則として全土でのロックダウン延長を決定。
4月20日以降は部分的にロックダウンを解除して経済活動を認める方向とすることが同時に発表されました。
3月25日から始まったロックダウンが5月3日まで続くという事で、その期間実に40日間。大変長いですね。僕は高校の時に自宅謹慎を約1ヶ月食らった事があったのですが、この時もメンタルが限界近くまで追い込まれた記憶があります。インド人もそれぞれ苦しんでいる事が日々のニュースから伝わります。
以下の通達の内容を見る限り、コロナの影響の少ない地域ではできる限り経済活動を認めようという政府の意向が感じられます。特にインドは、農業従事者や日雇い労働者に支えられている国なので、この方々への配慮が経済面でも政治の面でも大変重要となるのです。
引き続き頑張りましょう。
4月15日に内務省(Ministry of Home Affairs)が発表した内容から重要そうなものをピックアップしました。(今後変更される可能性はあります)
1、すべての国内・国際移動のための飛行機、電車、バス、タクシー等の交通機関は公営・私営を問わず、原則禁止。
2、学校やスポーツ、学術、娯楽、社会活動、文化活動等の集まりが禁止。
3、葬式や結婚式は地方の警察の指導のもと、原則20人以下で行う事。
4、ホットスポット(COVID-19の感染者が多い場所やクラスターが発生した場所)では厚生省(Ministry of Health and Family Welfare)のガイドラインの元、封じ込めゾーン(containment zone)が設けられ、ここの人の出入りやこの中の人々の活動はより厳格に管理されます。
5、4月20日以降は、州や直轄領ごとに限定的に経済活動等が再開されます。
6、医療施設や医療関係の研究機関は引き続き活動を続ける事が可能。
7、農業分野、金融分野、社会保障分野は原則として4月20日以降再開の方向。
8、学校等は閉鎖するものの、オンライン授業を行う努力義務があります。
9、物品の輸送業務は原則として認められます。
10、印刷、電子メディア、ITサービス、イーコマース、郵便、コールドチェーン、オフィス維持、宿泊業、隔離施設、一定の職人業(各種修理業)の従事者は業務の遂行が認められます。
11、地方での工場稼働、SEZ(経済特区)、EoUs(輸出業を中心とする地区)、医薬品等の必需品の製造会社、食品加工、サプライチェーン、ITハードウェア、鉱業、包装品の製造業、石油採掘精製業、レンガ製造業、等の企業も営業が認められます。
12、公共の場ではマスク着用、ソーシャルディスタンスを保つこと、公共の場での5人以上の集会の禁止、公共の場で唾を吐くと罰金、酒タバコの販売は厳格な規制のもと行う。
13、すべての職場に体温計を置くこと、65歳以上及び5歳以下は原則在宅勤務、
14、外部から労働者を受け入れる場合には交通機関の乗員率を30ー40%で運行すること。
15、職場では6フィート(約1.8メートル)の距離を取ること、エレベーターはサイズによるが、2人または4人で利用すること。
16、移動の際には、できる限りAarogya Setu というアプリ(GPSとBluetoothでコロナ患者との接触等を管理するアプリ)を利用すること。
[http://164.100.117.97/WriteReadData/userfiles/15.04.2020%20Revised%20Consolidated%20Guidelines.pdf]
2、2020年4月15日のコロナウィルスの状況です。
日本、インド共にとどまる気配が全くありません。
インドの状況です
[https://www.worldometers.info/coronavirus/country/india/]
日本の状況です
[https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/]